幻の平家鎧を再現!
唐皮鎧(平清盛)

平家重代 唐皮の鎧
平家重代の宝として唐皮という名の鎧があったことは平治物語や平家物語にも記されており、平清盛に授けられたと伝わる幻の鎧である。この鎧の特徴は、櫨の匂(赤味を帯びた黄色のぼかし)に威してあり、裾には蝶の形の金物がうってある。糸威しでなく革で威したものである。
櫨は『はぜ』の木の意で、秋に葉が紅葉すると黄色から鮮やかな赤になる。この変化を上から順に濃い赤から薄くしていき、最下段を白にする配色で華やかであったとされる鎧である。
「櫨の匂縅」(はじのにおいおどし)「匂威」とは袖の上部に濃彩色、下部に淡彩色を配置してグラデーションにしている威の一つのパターンです。こうした色遣いは平安貴族の装束の色目や襲などがヒントになったようです。まさに平安文化の香り漂う色遣いだと言えます。 国宝紺糸威鎧(平重盛)

国宝 紺糸威鎧兜・大袖付(厳島神社蔵)
大形で幅広の小札、太い威糸、狭い胸板など、平安時代後期の古様の特徴を顕著に示している。
総体に雅びさと繊細な造形感覚が感じられる。平清盛の長男・平重盛奉納の社伝がある。
